雑学コラム

ヘッドホン・イヤホン豆知識 vol.6

ワイヤレスイヤホンのIP, IPXって何? ワイヤレスイヤホンの安全に使うための基本ポイント

雑学コラム ヘッドホン・イヤホン豆知識 vol.6

「IPX」「IP」がわかればイヤホンの防水防塵性能がわかる!


2021 April

イヤホンのスペックをチェックしていると、「防水」「防塵」を説明している部分に「IPX4」「IP55」などの、「IP--」という英字と数字の記載を見かけます。数字が大きい方が何となく防水性能が高そうですよね。

 

実際それで間違ってはいないのですが、もっとばっちりの正解を知っておけば、その記載からイヤホンの防水防塵性能を正確に読み取ることができます。するとイヤホンを選ぶときにも役立ちますし、今使っているイヤホンを例えば雨が強い日でも使ってだいじょうぶなのかなども正しく判断できるようになって便利!確認しておきましょう。

 

IP/IPXで示されている内容は「日本産業規格(JIS規格)で規定された防水や防塵の程度についての等級」です。防水や防塵の性能の高さについて国が定めた基準ということですね。

 

防水については0級から7級までが具体的に規定されていて、IPXと等級数字を合わせた「IPX-」の形式で示されます(8級もあるにはあるのですが、具体的な内容は規定されていません)。

 

規定されている内容とそれを日常生活に当てはめたときの目安を表にまとめてみました。



IPX4-6レベルならシャワーがかかってもだいじょうぶなので、お風呂に持ち込んでも浴槽に落としたりしなければだいたい大丈夫!さらにIPX7までいったら浴槽に落としちゃってもすぐ拾い上げればだいたい大丈夫!という感じですね。

 

ただし規定内容は「常温の水道水」という条件下でのもの。なのでお湯や海水、お茶やジュース類が相手だと、規定通りの防水性能にはなりません。例えば「お湯」に「入浴剤」も入れてある浴槽に落としてしまったりしたらピンチかも……ということには注意しておいてください。

 

そしてスペックが「IPX-」ではなく「IP--」と2桁の数字を使った形で記載されている場合、そのイヤホンは防水だけではなく「防塵」性能も備えています。水だけではなく砂やほこりなど固形異物の侵入も防ぎ、より過酷な環境でも壊れず正常に稼働してくれるわけです。フィールドスポーツやアウトドアレジャーなど、砂やほこりなども気になる環境で仕様する場合、防塵性能も確保されているイヤホンの方が安心です。

 

「IP-」の形式で示される防塵性能等級の規定内容は以下のようになっています。



IP4以下は砂やほこりレベルではなくもっと大きな異物を想定した等級で、イヤホンよりもっと大型の機器を想定したものです。イヤホンの場合だと、IP5またはIP6への適合が「防塵」性能としてアピールできるものになります。

 

そしてその防塵と防水、両規格への適合をまとめて示しているのがIPと2桁の数字による「IP--」形式での表記というわけです。



例えば「IP55」なら、「IP5+IPX5」で砂やほこりにも強めの雨にもどちらにも耐えられて「川辺でのキャンプ」や「キャンプ中の豪雨」でも安心!という感じですね。

 

実際のイヤホン製品でも、「スポーツイヤホン」やアウトドアでの使用を想定した「タフ」モデルの多くは、IP55以上の防塵防水性能を確保しています。イヤホンにおいては「IP55を超えたら防塵防水最強クラス!」と考えてOKです。

 

そこまでのタフさは必要なくても、IPX4以上の製品なら、雨の日でも水周りでも気軽に使える、いわゆる「生活防水」的な安心感を得られます。イヤホンを不安なく使いたい方はそこを目安にするとよいでしょう。


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