ポータブル電源

ポータブル電源

ライフハック

ポータブル電源のある暮らしを綴るコラムの第10回。ポータブルソーラーパネル「BH-SP100-C」で電気のちょこっと貯金をしながら、電気のプチ自給自足をする初夏のアトリエの様子をお届けします。

ポータブル電源 ライフハック

ポータブルソーラーパネルで「電気のちょこっと貯金」をしながら初夏の暮らしを満喫中!

家電ライフスタイルプロデューサーとして年間に1000アイテム以上の家電をチェックしている著者が、仕事場である『家電アトリエ』でポータブル電源を使い始めてやがて1年になろうとしています。ポータブルソーラーパネル「BH-SP100-C」を使っての電気のちょこっと貯金も当たり前の日常になりました。日差しが強くなり始めた初夏の様子をご紹介したいと思います。


目次

  1. 晴れたらベランダにソーラーパネルを広げる日々
  2. ちょこっと貯金で貯めた電気でイタリアン牛丼づくり
  3. ポータブルファンなど小物家電の充電にも活躍します

晴れたらベランダにソーラーパネルを広げる日々

寒暖差の多い春も終わりに近づいて、晴れ間の多い初夏がやってきました。となると、ベランダでの電気のちょこっと貯金にもうってつけです。出張が多くて留守がちではありますが、東京・広尾のアトリエに居られる時には、晴れたらベランダにソーラーパネルを広げるようにしています。

時間帯によって少しずつ太陽の位置が変わるので、お昼過ぎの時間にはエアコンの室外機の上、3時前くらいにはベランダ用のテーブルの上というように、しっかりと太陽が当たるように気を配るのが上手なちょこっと貯金のポイントです。

 

こちらのコラムや、2月から始めたYouTubeチャンネルの第1回の動画を見てくださった方から、「ベランダでもソーラーパネルで太陽光発電ができるなんて知らなかった!マンションでもできるからやってみようと思います」という声をたくさんいただいています。筆者が提唱しているポータブルソーラーパネルとポータブル電源を使っての“電気のプチ自給自足”がもっと広まるといいなあと思います。

 

そして、いくつか受けていた「もうちょっと小さなポータブルソーラーパネルはないの?」という質問に答えるべく、昨年発売されたばかりの「BH-SP68ーC」を新たに購入しました。現在絶賛愛用中の「BH-SP100-C」と比べると一回り小さく、重さも3.0kgと1.2kgほど軽くなっています。閉じた時にマグネットでくっつく仕様なのがいいなと思っています。こちらを使っての太陽光発電による電気のちょこっと貯金の具体的な数字(何時間発電させるとポータブル電源の電池残量がどれくらいアップするか…など)は、次回のコラムでご紹介しますね。

ポータブルソーラーパネル「BH-SP100-C」をベランダにあるエアコンの室外機の上に置いて、電気のちょこっと貯金中。この日はポータブル電源「BN-RB10-C」に繋いでいました

よく晴れたこの日、ポータブル電源のINPUTのところをチェックしてみると85Wと表示されていました

購入して届いたばかりのポータブルソーラーパネル「BH-SP68ーC」。現在愛用中の「BH-SP100-C」と比べると一回り小さく、閉じた時にマグネットでくっつく仕様になっています


ちょこっと貯金で貯めた電気でイタリアン牛丼づくり

どんどん新製品が登場している調理家電ですが、ずっと愛用され続けているロングセラー家電も大切にしたいですよね。この日、牛丼を作ってみた「ごはんとおかずが同時にできる」炊飯器も、初代モデルが発売されてから約10年になるロングセラー。炊飯器の内釜の上にクッキングトレーをセットして、ここに食材を入れ、ごはんを炊く時の水蒸気を使って調理するというアイデア家電なのです。

 

余分なエネルギーを使うわけではありませんし、油も使わないのでヘルシーですし、食材をセットするだけなので手間要らずなのがうれしいところ。そもそもこれを企画・開発したのは、メーカーの若手の女性社員さんで、「一人暮らしをしていて仕事で遅くなっても栄養のある出来立ての食事がしたい。しかも簡単なのがいい」という思いから。お米と一緒に食材をセットしてスイッチオン。着替えたり、シャワーを浴びたりしているうちにごはんもおかずも出来ているというわけですね。

 

だから、デザインも1人暮らしのワンルームの部屋に置いても炊飯器っぽく見えないように、オーディオをイメージしたデザインにしたとのこと。操作部もよく使うボタン3つだけが見えるようにして、細かな設定をする操作部はパネルを開けると出てくる仕組みというのもよく考えられています。最近人気の「自動調理なべ」の“はしり”と言えるかもしれません。

 

この同時調理ができる炊飯器、定格消費電力が375Wなので、スタンダードモデルのポータブル電源「BN-RB62-C」が使えるのです。ということで、この日は少し遅めのお昼ごはんに「フレッシュイタリアン牛丼」を作ってみました。

 

内なべに0.5合のお米を洗って水加減し、クッキングトレーには牛薄切り肉80g、玉ねぎ1/4個の薄切り、エリンギ1/2本の細切りを入れ、調味料(しょうゆ大さじ1、酒大さじ1、みりん大さじ1,さとう小さじ1)を回しかけます。あとは炊飯のスイッチを入れればOK。約50分で炊き上がったのでフタを開けてみると、ちょうどいい感じに煮えています。ポータブル電源の残量は90%だったのが、調理後に75%となっていました。なんだか余裕な感じです。

 

盛り付けは丼ではなくて、お皿のほうがオシャレというもの。トマト1/4個分をさいの目にしたものを上にのせ、サラダ用のハーブ、レッドソレルを添えました。レシピではイタリアンパセリを使うように書いてあるのですが、これって案外手に入りにくいですものね。レッドソレルはアトリエの自動散水機能付きの水耕栽培器で育てているので、いつも新鮮なものが手に入るのです。

 

“フレッシュイタリアン”という名前のとおり、このトマトがいい仕事をしています。甘辛く煮えた牛肉にトマトのフレッシュな酸味が加わって、さっぱりした味わいに。家電を使った調理でなくても、いつもの牛丼にトマトをのせて食べるの、おすすめです!


洗米して水加減した内釜の上に、牛肉や玉ねぎ、エリンギを入れたクッキングトレーをセット。調味料を回しかけたら、フタをして炊飯のスイッチを入れます

約50分で炊飯完了!フタを開けるとちょうどよく煮えていました

今回使用したのは、ポータブル電源「BN-RB62-C」。

調理前の残量90%が、調理後(炊飯後)には75%に

トマトとサラダ用ハーブをのせて盛り付けました


ポータブルファンなど小物家電の充電にも活躍します

まだ夏日の気温になることは少ないですが、4月に真夏日を記録したこともありましたし、マスク生活だと小さな扇風機は欠かせません。カラーが気に入っていることもあり、昨年から愛用しているポータブルファンはパワーも細かく調整できるし、デスクの上などに立てても使える優れモノ。いつでもどんな時でも活躍できるように充電を忘れずにしておきたいものです。ついでにちょっとした下ごしらえやソースづくりなどに便利なコードレスのミニチョッパーも充電することに。

 

スマートフォンはもちろんですが、それ以外にもコードレスの家電が増えているので、気がついた時にまとめて充電しておくと安心です。そんな時にもUSB出力端子を3つ備えたポータブル電源「BN-RB62-C」は重宝します。

 

次回は、ポータブルソーラーパネル「BH-SP68ーC」の話題を中心に、家電アトリエでのポータブル電源のある暮らしをお送りします。


ポータブルファンとコードレスのミニチョッパーを同時に充電中。OUTPUTの数字を見るとわずか6W。

両方満充電しても、ポータブル電源の電池残量に変化はありませんでした!




※画像はBH-SP100-C、BH-SP68-C、BN-RB10-C、BN-RB62-Cを使っています。

 

【ポータブル電源について】

※本機の通風孔は、安全上絶対にふさがないでください。また、本機の各面から5cm以上スペースを空けてください。

※心臓にペースメーカーを装着している方は使用しないでください。ペースメーカーが、本機の影響を受ける恐れがあります。

※給電する機器の充電制御や充電状況、環境などにより給電できない、または急速充電にならない場合があります。

【ポータブルソーラーパネルについて】

※ご使用の際は、野外にて太陽の直射日光を受けるように設置してください。

窓際などの屋内では十分な充電ができません。また、蛍光灯での充電はできません。

※太陽光パネル部が影にならないようにしてください。

※太陽光パネル部が汚れてると発電量が低下しますので、軟らかい布で乾拭きしてください。

 汚れがひどい時は中性洗剤をつけた布で汚れをふき取ってから乾いた布で拭き取ってください。

【ポータブル電源、ポータブルソーラーパネル共通】

※不安定な場所に置かないでください。必ず、平坦で安定した場所に置いて使用してください。

※防塵・防水仕様ではありませんので、ほこりや水、海水などがかからないように注意してください。

また、手がぬれた状態で本機を操作しないでください。降雨時、降雪時、降霜時の使用は、事故や故障の原因となりますので、ご注意ください。

Profile


家電ライフスタイルプロデューサー
神原サリー
SALLY KAMIHARA
新聞社勤務、フリーランスライターを経て独立。
東京・広尾に家電アトリエを構え、家電分野を中心に執筆や商品企画、コンサルティングなどで幅広く活躍。
暮らしの中でどのように役立つかといったライフスタイルをトータルで提案している。テレビ・ラジオなどメディア出演も多数。


JVCポータブル電源が紹介されています。


バックナンバー


関連製品