試薬

3D細胞培養用マルチウェルプレート

HCS Pharma社の独自技術「BlOMlMESYS」により、人体器官に近い条件による細胞の培養を可能にします。

試薬 3D細胞培養用マルチウェルプレート

試薬

3D細胞培養用マルチウェルプレート

オープン価格


薬の開発において、非臨床試験段階における薬効および毒性の検討は人体とは条件が異なる2D細胞培養システムで行われることが多く、薬剤としての特性の予測が不十分な場合がありました。

「3D細胞培養用マルチウェルプレート」は、HCS Pharma社独自のBIOMIMESYS技術により、人体器官に近い条件による細胞の培養を可能にすることから、生物学的信頼性の向上・開発期間短縮・コスト削減効果による創薬開発への寄与が期待されます。



※オープン価格の製品はメーカー希望小売価格を定めていません。


主な特長

HCS Pharma社の独自技術「BIOMIMESYS」Hydroscaffoldとは?

「BIOMIMESYS」は、限りなく生体内に近い細胞培養環境を提供する独自の3D細胞培養技術です。

同社独自の特許取得済みの製造プロセスにより、ECM※1(細胞外基質)の主要構成分子であるヒアルロン酸を生体高分子(自然な特性を維持した状態)のまま3D細胞培養システムに組み込むことに成功しました。これにより、ヒアルロン酸の持つすべての特性(構造・細胞接着能・保水性・シグナル伝達)を保持できるようになった為、従来の3D細胞培養システムと比較し、親和性・多孔性に優れ、かつ強固な構造を持つHydroscaffold(足場)を合成可能としました。

このHydroscaffold(足場)を備えた「3D細胞培養用マルチウェルプレート」は、細胞培養において目的とする細胞の種類に応じて培養に最適なECMを提供することで、より人体器官に近い条件による細胞の培養を可能とします。

これにより、創薬の候補分子の高精度・高速スクリーニング、コスト削減、再生医療や人口臓器等への応用と開発加速に貢献します。

 

※1:細胞外基質。生体を構成する体細胞の外側にある線維状や網目状の構造体。

 

 

>「BIOMIMESYS」に関するHCS Pharma社のHPはこちら

 


各臓器に最適に調整された製品ラインアップ

実際の生体内では、ECMの成分とその割合が臓器によって異なり、弾性率や多孔性の密度といった細胞環境が変化しています。本製品は、臓器や組織によって異なるECM構造に対応した製品ラインアップ(現行4種類)をご用意しています(96 or 384ウェルプレート)。


■製品ラインアップ

各臓器・組織
脂肪組織
肝臓
腫瘍
構成成分 HA + RGDS
Collagen IV / 
Cationic biopolymer
HA + RGDS
Collagen I / Collagen VI
HA + RGDS
Galactosamine
Collagen I / Collagen VI
HA
Collagen I
弾性率 ー0.10 kPa 0.50 kPa 0.60 kPa 1 kPa

■各種プレートフォーマット

ご購入をご希望の方は、こちらまでお問い合わせください。

各臓器・組織 プレートフォーマット
24 Hydroscaffolds / 96ウェル / 透明プレート
24 Hydroscaffolds / 96ウェル / 黒プレート
96 Hydroscaffolds / 96ウェル / 透明プレート
96 Hydroscaffolds / 96ウェル / 黒プレート
24 Hydroscaffolds / 96ウェル / 透明プレート
24 Hydroscaffolds / 96ウェル / 黒プレート
96 Hydroscaffolds / 96ウェル / 透明プレート
96 Hydroscaffolds / 96ウェル / 黒プレート
24 Hydroscaffolds / 96ウェル / 透明プレート
24 Hydroscaffolds / 96ウェル / 黒プレート
96 Hydroscaffolds / 96ウェル / 透明プレート
96 Hydroscaffolds / 96ウェル / 黒プレート
384 Hydroscaffolds / 384ウェル / 黒プレート / 1プレート
384 Hydroscaffolds / 384ウェル / 黒プレート / 5プレート
24 Hydroscaffolds / 96ウェル / 透明プレート
24 Hydroscaffolds / 96ウェル / 黒プレート
96 Hydroscaffolds / 96ウェル / 透明プレート
96 Hydroscaffolds / 96ウェル / 黒プレート
384 Hydroscaffolds / 384ウェル / 黒プレート / 1プレート
384 Hydroscaffolds / 384ウェル / 黒プレート / 5プレート

■主な用途

  • 毒性評価、薬剤スクリーニング
  • 再生医療、細胞治療
  • 癌、臓器等のモデル作製

コーティング・洗浄などの事前準備不要

本製品は、凍結乾燥したHydroscaffoldをプレートにコーティング済みです。洗浄などの事前準備が不要で、細胞の播種が可能です。

「96ウェルプレート」

「384ウェルプレート」


HCS Pharma社について

HCS Pharma社は、創薬研究で応用が進む細胞を用いたハイコンテントスクリーニング(HCS)の領域で、独自のBIOMIMESYS技術に基づいてさまざまな業界に向けた3D細胞培養製品を開発・販売するフランスの新興企業です。この革新的な独自技術により、HCS Pharma社は hello tomorrow※2 によってディープテックのパイオニアとして認められました。更に、2020年ヨーロッパ投資ホライズンプログラム※3 によってディープテック企業 ”TOP43” にランクインしています。

 

※2:ディープテックの研究や起業の促進、スタートアップ企業の発掘、起業家と投資家間のサポート等を行う組織。

※3:Eurekaと共同で欧州委員会が資金提供するプログラム。選ばれたディープテック企業への資金提供を促進し、投資の準備と投資家との関係強化等を目的とする。

 

 

>HCS Pharma社のHPはこちら


再生医療や人工臓器の研究開発への応用

3D培養細胞は、創薬研究のみならず幹細胞を用いる再生医療、癌研究、人工臓器等の研究領域においても期待されています。HCS Pharma社の製品、技術を活用することで、これらの研究を加速することが可能です。

一方、近年の再生医療における研究では、間葉系幹細胞の治療効果において、細胞のみならず上清に含まれるエクソソームが重要な働きを担っている可能性と治療への応用が注目されています。

当社は、強みである微細加工や光学ディスクの技術を転用・応用することで、検体検査用バイオデバイスや、エクソソーム※4を高精度に定量測定できる「ExoCounter」などを展開しています。
 

これまで、「がん患者の血液中エクソソーム測定法に関わる共同研究」(2017年10月16日広報発表)、および「英国オックスフォード大学および Sysmex R&D Center Europe GmbH とエクソソームを用いた妊娠高血圧腎症の発症予測システムの確立に向けた共同研究」(2019年6月18日広報発表)といった研究を外部のビジネスパートナーと共同で推進しています。これらの技術を、幹細胞を用いた再生医療領域で活用することで、未病から早期の診断支援のみならず治療領域での貢献を目指します。
 

※4:体液中に多く存在する細胞外小胞(EVs)の一つ。

 

■関連製品

ExoCounter


ドキュメント

資料請求・お問い合わせ


  • 「BIOMIMESYS」はフランス HCS Pharma社が企画・開発・製造しています。
  • 「BIOMIMESYS」はフランス HCS Pharma社の商標です。
  • 本製品は、研究用途であり、診断に用いることはできません。
  • 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
  • 仕様および外観は、予告なく変更することがあります。
  • 写真の色は印刷のため実際の色と異なることがありますので、予めご了承ください。