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CLASS-Sなモノ・コト

VOL.
35
  米 「魚沼産コシヒカリ」2019.October

米 「魚沼産コシヒカリ」

CLASS-Sな逸品
米 「魚沼産コシヒカリ」

食欲の秋。我々日本人は毎日のように米を口にするが、日本全国には生産地の名前などを冠したブランド米が多数存在している。そんなブランド米のなかでも、誰もが知るトップ銘柄が新潟県・魚沼産のコシヒカリだ。

コシヒカリがおいしいお米だというのは、日本人には広く知られている事実。だが、コシヒカリは新潟に限った品種ではなく、全国で最も広い面積に作付けされている。関東甲信越でも最もメジャーなお米と言っても良いくらいだ。

魚沼産コシヒカリを手にしても、炊き上げる前の見た目や手触りは、見慣れた白米のそれとそれほど違いはないように思える。しかし後述するように食べてみると格段に違うのだ。では、なぜ「魚沼産」は違いを生み出せるのか?

米 「魚沼産コシヒカリ」

    

その理由は、魚沼の自然環境にある。ミネラル豊富な雪解け水によって育まれることに加え、河岸段丘や扇状地といった地形も稲の生育過剰を防ぐために好都合。そして昼夜の温度差が大きい山間部であることが、米の旨味を増すことにつながっているのだという。

そんな背景に思いを巡らせながら、自宅の炊飯器で炊き上げた魚沼産コシヒカリを口にしてみる。流石は日本一のブランド米、今までに味わったことのない風味である。

口に広がる独特の甘さ。米の甘みだから、そっと、ふんわりとした香る甘みがあるのだ。米の一粒一粒が旨味を感じさせ、もちもちとした弾力も申し分ない。

米 「魚沼産コシヒカリ」

そんな魚沼産コシヒカリの味わいを堪能しながら、ふと、こうした極上の時間は、CLASS-Sヘッドホンで音楽に浸る時にも似ていると感じた。

あたたかく深い味わいはWOODシリーズのようでもあり、一方で、明瞭なフォーカス感はSOLIDEGEも連想させる。米本来の深い味わい踏み込んでいくところなどは、高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」に擬えることができるかもしれない。

素材の味わい、つまりは“本質”を愉しむこと。食と音楽には、そんな共通点があるのだ。

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