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CLASS-Sなモノ・コト

VOL.
33
  MoMA Design Store「ウィスキー ストーン」2019.May

MoMA Design Store「ウィスキー ストーン」

CLASS-Sな逸品
MoMA Design Store「ウィスキー ストーン」

“CLASS-S”のヘッドホンと共に過ごす夜には、ウィスキーを注いだグラスを傾け音楽に浸る……そんな贅沢な時間を過ごすのも粋なものだ。

オーセンティックなバーでバーテンダーがアイスピックで削る丸氷は、オン・ザ・ロックでも氷が溶けにくく、ウィスキー本来の味わいを変えないことを目的としたものだ。ただ、自宅でウィスキーを楽しむ際に丸氷をいつも用意するのはなかなか難しい。そんなときに適したユニークなアイテム、それが今回紹介する「ウィスキー ストーン」である。

MoMA Design Store「ウィスキー ストーン」

ウィスキーストーンとは、天然石を使ったアイスキューブ。あらかじめ冷凍庫で冷やしておいて、氷の代わりにグラスへ入れて使用する。氷と同じようにウィスキーを冷やすことができ、しかも、溶けてウィスキーを薄めることがないという逸品だ。

その外見は御影石のような模様のあるグレー。ウィスキーを注いで濡れると(一般的な石が水に濡れるのと同じように)黒っぽくなる。まるでグラスに落ち着きを与えているかのようだ。

MoMA Design Store「ウィスキー ストーン」

さて、オン・ザ・ロックでは氷がグラスを叩く「カラン」という音も醍醐味のひとつ。グラスを手に取り鳴らしてみると、ウィスキーストーンでは少し低めの、さしずめ「カタン」と形容したくなるような音がする。氷より硬くて重いウィスキーストーンにしかない音だ。

こうした素材による音の響きも興味深く、つい聞き入ってしまった。木にこだわった“WOOD”や、素材違いのノズルを交換することでチューニングを変えられる“SOLIDEGE”のように、“素材”にフィーチャーした音作りを探求する”CLASS-S”にふだんから接しているからだろうか。

前述したように、氷のように溶けてウィスキーを薄めないため、ウィスキーそのもののピュアな味を最後まで楽しめる。この点に、ピュアな音を探求するオーディオにもどことなく通じるものを感じた次第。音楽と共に過ごす夜は、飲み方にもこだわってみるのも一興だ。

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