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「あおり運転」対策にリア用を増設!

「あおり運転」対策に、リア用ドライブレコーダーを増設!

対象機種:
  • GC-BR21

「あおり運転」対策に、リア用ドライブレコーダーを増設!

フロント用(前方用)ドライブレコーダーの取り付けが一般化してきました。万が一に事故に遭ったときに備えようという意識が広がったからです。加えて、ドライブレコーダーのフロントガラスへの取り付けが、比較的に容易だからだと思います。

一方で、「あおり運転」が社会問題にまで発展するほど話題になっているにも関わらず、リア用(後方用)は一般化していません。こちらはフロント用に比べて、製品ラインナップが少ないからかもしれませんね。

ただ、筆者の感覚値では、事故に遭遇するよりも「あおり運転」に遭う確率の方が高いです。自動車のドライバーであれば、たいていの人が「あおられた」ことがあるのではないでしょうか?

あおり運転は、もらい事故と同じく、いつどこで遭遇するか分かりません。遭遇すると、あおられていること自体が危険なうえ、ムカムカとしたりイライラしたりと、事故に至らなくても、ドライバーのメンタルが不安定になるという意味でも危険です。

あおり運転を予防することは可能です。完全な予防は無理でも、危険を確実に軽減することができます。その対策の1つが、リア用のドライブレコーダーを取り付けることです。

そこで、JVCのリア専用「GC-BR21」をリアガラスに取り付けてみました。


「GC-BR21」の優れている点は、リア用ドライブレコーダーとして単体でも利用できることです。つまり、既にフロント用ドライブレコーダーを取り付けている人は、フロント用はそのままに、「GC-BR21」だけを増設すれば良いんです。また後述しますが、Wi-Fi機能も搭載し、スマートフォンアプリ(無料)での映像確認が、気軽に行なえます。万が一の際には、「論よりスマホ」で、サクッと証拠映像をスマートフォン経由で確認し、活用できるんです。

リア用ドライブレコーダーと言っても、基本はフロント用と同じです。イグニッションキーをONにすれば、つまりエンジンを掛ければ、ドライブレコーダーの電源が入り、自動で自動車の後方を記録し始めます。

※取付・配線作業は専門技術が必要な場合があります。安全のため専門技術者に依頼されることをおすすめします。

「GC-BR21」の本体サイズは63×51×28mm(幅×高さ×厚さ)と非常にコンパクト 「GC-BR21」の本体サイズは63×51×28mm(幅×高さ×厚さ)と非常にコンパクト
Wi-Fi対応だから、何が映っているかの確認も簡単

リア用ドライブレコーダーで心配なのが、どんな映像が記録されているかを、どう確認するかです。運転前後にドライバーが後部座席に移動して、本体を操作して確認するのは面倒ですよね。(もちろん本体には2.0インチのフルカラーTFT液晶を搭載し、記録映像の本体での確認も可能です)

「GC-BR21」は、Wi-Fi対応なので、ドライバー席に居たままでもスマートフォンアプリで確認できます。わざわざ自動車の後部まで行かなくても、運転の前後に確認できて便利です。(注:運転中の操作は危険ですので、行わないでください)

Wi-Fi設定に関しては、設置時に行なっておきましょう。「GC-BR21」の細かい設定も、スマートフォンアプリでなら、より直感的に行なえます。スマートフォンに接続することで日時が自動で修正される点が、実は見逃せません。

Wi-Fi接続しておけば記録映像をワイヤレスで、スマートフォンで再生できますし、必要があれば、映像データをスマートフォンに転送することも可能です。

後方車両のナンバープレートもバッチリ確認できる安心画質

リア専用とはいえ、求められる画質はフロント用と変わりません。明るい場所でも暗い時間帯でも、車の後方をクッキリとハッキリと映してくれるドライブレコーダーが良いです。

その点、JVCの「GC-BR21」は心配ありません。動画解像度は1920×1080ドットと、地デジ番組と同等の高解像度です。LED信号機にも対応しているので、信号の色が分からないなんてこともありません。F値も2.0と明るいレンズを搭載しているので、夕方や夜間の撮影でも周囲の状況をシッカリと映します(F値は小さい方が、暗い場所での撮影に適しています)。

もともとテレビやビデオカメラで映像技術を培ってきています。そのうえで、ドライブレコーダーについても、その画質は実証済みです。ちなみに、カメラ画角は145度と広角。後方全体がまんべんなく確認できる映像が撮れるので、安心です。

後方車両が近づくとナンバープレートがクッキリと把握できます。
実際のあおり運転では、より後方車両が近づくので、画質は十分だと言えます。
(サンプル写真は、ナンバープレートが読めないように画像処理済みです)

今回設置した自動車のリアガラスには、外側から見ると車内が見えづらくなるようスモークが貼られていました。正直、ちゃんと撮れるのかな? と不安でしたが、再生してみると後方の映像が鮮明に記録されていました。

後方車両が近づいてきた場合には、ナンバープレートはクッキリと確認できるほか、ドライバーの顔も確認できるほどでした。(上の動画サンプルでは、肖像権を勘案して、ナンバープレートやドライバーの顔が見えないよう編集しています)

後方への安心感が一気にアップ!

いつも「あおり運転」を心配しながら運転しているわけではありません。それでも、後方車両が距離を詰めて走行していると、心配になるものです。そんな時に、リア用ドライブレコーダーを設置していると、とても安心して運転に集中できました。ドライブレコーダーが、後ろを見守っていてくれる、という安心感です。

後方への安心感が一気にアップ!

そもそも「あおり運転」の予防は、どろぼう対策などと似ています。例えば、万引き対策で一番重要なのは、店内に「カメラがある」ということを犯人に認知させることです。見えるところにカメラを設置することですね。どろぼうであれば、家の中に人がいる、不法侵入しようとしているのを誰かが見ていると、犯人に知らせることです。

同様に、あおり運転対策でも、相手にドライブレコーダーの存在をアピールすることが必要になるんです。

そのため「GC-BR21」には「ドライブレコーダー録画中」と書かれたステッカーが付属しています。「GC-BR21」に加えて、このステッカーをリアガラスに貼っておけば、スモークが貼られてカメラ自体が視認できなくても、後方車両のドライバーが気がつくはずです。

あおり運転は、直接の被害者だけでなく、事故時には他の車両にも被害が拡散してしまいます。今まで被害に遭ったことがないドライバーも、ぜひ対策を練りましょう。あおり運転の対策をするドライバーが増えれば、あおり運転自体を撲滅できるはずです!

※誤った取付や配線をすると、自動車の安全装置に重大な支障をきたし、交通事故につながるおそれがあります。
取付・配線作業は専門技術が必要な場合があります。安全のため専門技術者に依頼されることをおすすめします。

※わかりやすく説明するために、画像を一部加工しています。

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