DT-V24G2 | 主な特長

リアルな映像表現を実現

1500:1の高コントラスト

1500:1の高コントラストを実現。これまでにない引き締まった黒でメリハリのある美しい画像を表現できます。

10bit-IPS (In Plane Switching) 液晶パネル採用

10bit-IPSパネルを採用。約10.73億色の高分解能を広い色域と高コントラストでより忠実な映像を高次元で表現します。

広視野角IPSパネル採用

上下左右178°の広視野角IPSパネルを採用。見る位置による黒浮きや色の変化が少なく、高輝度、高精細な画像認識が可能です。

3G-SDI & Dual Link搭載

3Gビット/秒による最大60フレーム/秒のレートで伝送される1,080p非圧縮HDビデオデータをHD-SDI 2系統で入力可能。また、Dual Linkにも対応しています。

3G-SDI 入力フォーマット

下記信号情報は3G-SDI信号のとき表示されます。

3G A-1 Level A mapping structure 1
3G A-2 Level A mapping structure 2
3G A-3 Level A mapping structure 3
3G A-4 Level A mapping structure 4
3G B-DS1 Level B data stream 1
3G B-DS2 Level B data stream 2
3G B-DUAL Level B DUAL LINK


独自の高画質技術

アナログ技術で培った当社の画質評価技術を、10ビットプロセッサーに応用しました。さらに斜め線ジャギーなどのデジタル回路にともなう課題を解消し、また映像の輪郭補正を行うエンハンサー技術も開発しました。入力される信号に対しては、必要最小限のデジタル処理を行うことによりデジタルながらアナログ的な自然な映像が得られるようになりました。動画においてもデジタル処理を極力控え、I/P変換を最適化することでシャープでクリアーな映像を保つことに成功。また、製造工程ではパネル1枚ごとのバラつきを、ガンマ調整とホワイトバランス調整により均一化し工場出荷します。プロならではの「原信号へのこだわり」を実現します。

ガンマプリセットモード

さまざまな業務用途への対応を実現する4種類の推奨ガンマプリセットモードを搭載しています(γ=2.2、2.35、2.45、2.6)。

忠実な色再現

HD、SDの各々の入力信号に対して、マトリックスパラメーターを個別に設定し、色信号を加工することなく、ITU規格に準拠した正確な色再現を実現しました。さらに採用した液晶パネルの色度域はEBU100%相当。原信号に忠実な色を余すことなく再現します。

色温度設定

色温度は9,300K/6,500K/5,600K/ユーザーモードを装備。

3つの映像モードセッティング搭載

映像調整した値を「3つのメモリー」に記憶できます。シーンや目的に応じて使い分けが可能な便利な機能です。

豊富なアシスト機能を搭載

ヒストグラム

縦軸にピクセル数(画素数)、横軸に映像(輝度)のヒストグラム表示が可能。画面に表示している映像コンテンツのダイナミックレンジが確認できます。表示位置、半透過機能の選択が可能です。

※ヒストグラムのサイズは倍角表示には対応していません。

表示例

波形モニター

表示例

ビデオ、コンポーネント、SDI信号の輝度信号を検出し、表示を行います。またR/G/B、Y/PB/PR、Y/CB/CR、各色1画面ずつ個別の色信号レベルを確認でき、さらにオーバーレベル機能の搭載により、一目でピーク輝度の確認が可能になりました。表示は倍角表示、表示位置、半透明機能の選択が可能です。


ベクトルスコープ

表示例

高品位なベクトルスコープを搭載し、信号の色相と彩度の簡易チェックが可能です。入力はビデオ、コンポーネント、SDI(SD/HD)の入力信号に対応。倍角表示、表示位置、半透過機能の選択が可能です。


多彩な映像確認機能

映像コンテンツに対応した豊富なエリアマーカー(4:3、16:9、14:9、13:9、2.35:1、1.85:1、1.75:1、1.66:1)、セーフティーエリアを示すセーフティーマーカー(80%~ 100%、1ずつ可変)、スクイーズ映像に対応したアスペクト切替え(4:3、16:9)、正確な映像を確認するためのR/G/B別信号を表示するスクリーンチェック機能、2色のタリーランプ(赤・緑)を装備しています。さらに、タリーランプ(赤・緑)のHALF機能の搭載により、タリーの左右半分ずつ別々に点灯させることが可能です。


1:1機能 (ピクセル・バイ・ピクセル)

入力信号にスケーリング処理することなく、同じ解像度(等倍)で原信号を表示可能。

※ヒストグラム、波形モニター、ベクトルスコープのいずれかを表示しているときは「Off」となります。


I/Pモード

I/P変換モードはNORMAL(フレーム補完)とフィルム用のCINEMA(24p)が選択可能です。

タイムコード表示機能

SDI信号に重畳されているタイムコードを表示することができます。

IMD (In Monitor Display) 表示機能

シリアル方式の外部制御機能を利用 してテキスト表示エリアに入力ソース名(16文字)や左右7色のタリー情報を表示することができます(TSL UMD Protocol - V4.0に対応)。


ステータス表示

DT-V24G2は、16:10パネルの採用で、ステータス情報はブランクエリアに表示されます(PC信号を除く)。

Function Key機能

F1ボタン、F2ボタンにメニュー内の任意の機能を割り当てることが可能。 例えば、「色温度」機能を設定したとき、ボタンを押すたびに、4つの設定値を切り替えます。


ステレオスピーカー内蔵

音声出力1.0W+1.0Wステレオスピーカーを前面に装備。

オーディオレベルメーター

それぞれのレベルバーにチャンネル番号を表示し、リファレンスレベル/オーバーレベル/0dB、3つの目盛りとピークホールド機能により、HD-SDI音声信号入力の状態確認が可能です。

表示例(レベルメーター表示位置とチャンネルの関係)

リサージュメーター

EMBEDDED AUDIO CHの位相差などをリサージュ波形で表示し、ステレオ信号の左右の広がりなどを視覚的に把握できます。表示位置、半透過機能の選択が可能です。

表示例

その他の機能

省電力機能

入力信号がないときに、Off、Standby、Power Save(省電力モード)、GrayBack(灰色画面)を選択可能な「No Sync Action」機能を装備しています。

チルト機能付きスタンド

付属のメタル製スタンドは、上下チルトが可能。見やすさをアップさせ、設置場所を幅広く選択できます。取り外しも可能です。