HA-KS2 | 開発者インタビュー

Q:キッズヘッドホンをつくったきっかけは?<br/>
A:子ども専用に設計されたヘッドホン!

メディア事業部プロダクツ・マネジメント部 
企画1Gグループ 笹倉雅弘氏

私が海外赴任していたときに、ヘッドホンを使っている子どもをよく見かけていました。移動距離の長い欧州では飛行機や列車の中で音楽やゲーム、動画などで子どもを飽きさせないようにしていたのだと思います。

当時、私の子どもも小さかったので、子ども専用のヘッドホンがあったらいいなと思っていました。

そこで、小さな子ども(キッズ)の耳を守りながら安心して使える子ども用のヘッドホンをつくりたいと思いました。


Q:キッズヘッドホンはどんなヘッドホンですか?<br/>
A:子どもの小さな頭にピッタリのヘッドホン!

小学生以下の子どもの頭にぴったりフィットして、ずれたり落ちたりしにくい、キッズ専用のヘッドホンです。

商品開発にあたっては、社員の子ども達に何度も試作機を試してもらい、子どもの頭に負担がかからない設計にし、耳のあたるパットの向きや角度にもこだわりました。

頭のサイズにぴったりするよう、7段階の細かい調整にもこだわりました。子どもでも簡単に調整できるように、7段階の数字は、わかりやすい番号表示にしました。


Q:その他にどんな工夫をしていますか?<br/>
A:子どもが使っても安心!

見た目ではわからない部分ですが、成長期の子どもの耳を守るために、低音量設計にしています。

通常のヘッドホンだと100dB程度ある出力音圧レベルを85dBと低めに設定しましたので、子どもが誤ってボリュームを上げてしまっても不意な大音量で耳を痛めることはありません。

また、キッズですから万が一オモチャのように舐めてしまうことも考え、素材の安全性にもこだわり、認定が厳しいと言われている欧州玩具指令やCPSIAといった認証を取得しています。

特定有害物質など欧州へ輸出する際に満たさなければならない安全基準条件をきちんとクリアしたヘッドホンなんですよ。

また、子どもがヘッドバンド部分に指を挟むことのないように隙間を少なくしています。
ケーブルも通常より短めの長さにし、片側ケーブルで絡みにくい配慮をしています。
キッズらしいカラフルなカラーリングや、L(左)R(右)表示もかわいらしく、大きく表示するなどの工夫もこらしました。

ヘッドバンド部分を太くして、お気に入りのシールを貼ってカスタマイズを楽しむこともできます。
これが実は人気なんですよ。自分だけのヘッドホンにキッズは大喜びのようです。


Q:最後にメッセージを!<br/>
A:キッズヘッドホンを多くの人に知ってほしい!

まだまだ日本では、子ども専用のキッズヘッドホンがあることを知っている人が少ないので、少しでも多くの方に手にとってもらえると嬉しいです。

最近では、子どもの学習や習い事などが多様化しているので、お子様がヘッドホンを使用する機会が増えていくと思います。

親が愛情をもって将来のお子様の大切な「耳」を気遣って与えられる大切なツールとして、このキッズヘッドンが親子のコミュニケーションツールになることを願っています。