ライフハック

とにかくカンタンに!その場で仲間とシェアする方法とは?

こんな簡単で良いの!?撮った映像がアプリで大変身

対象機種:
  • GZ-RX680、GZ-RX690

雨や雪が降っているとワクワクして、どろんこを見つけるとバシャバシャと足を踏み入れる。子どもって、大人が苦手な場所=スマートフォンなどのデジタル機器を使いたくない場所が、大好きですよね? 高い防水性や耐衝撃性を備えたビデオカメラ、Everio Rシリーズは、そんな子どもたちを撮るのにピッタリです。

でも、いくらキレイに撮っても、いつしか撮ったことすら忘れてしまうのが動画や写真です。今回は、そうした映像を、時々見返したくなる方法……編集の仕方を中心に解説していきます。一見、難しそうに感じる映像編集ですが、とっても簡単にできる方法があるんです。

それでは、さっそく撮った映像をスマートフォンに取り込んで、動画編集してみましょう。映像の取り込み方は、『ビデオカメラで撮った動画、かんたんにスマホへ送れるって知ってました?』で、詳しく解説しています。まだやり方が分からない人は、そちらから読んでみてください。

さて、なぜスマートフォンへ取り込むかといえば、スマートフォン用の、動画を簡単に編集できるアプリがたくさんあるからです。例えばiPhoneユーザーであれば、最も身近なアプリの1つとも言える「写真」アプリも、優秀な編集機能を備えています(こちらも『ビデオカメラで撮った動画、かんたんにスマホへ送れるって知ってました?』で解説しています)。

こうした動画が慣れれば5-10分で作れます。単に撮った動画を順繰りに再生するよりも、後で振り返る機会が多いような気がしませんか?しかもスマートフォンからなら、YouTubeなどにアップしたり、SNSで家族やママ友などともシェアしやすいです。

ただ、「写真」アプリでいくつか動画を作ると分かるのですが、少し単調な気がしてしまいます。もっと全く違うテイストの動画に編集し直したい、もしくは色んなテイストで編集したいという方には、次からご紹介するアプリも使ってみてください。

 オススメアプリ01 iPhone定番の映像編集アプリ「iMovie」

アップルから提供されているiPhone専用アプリ「iMovie(アイムービー)」は、編集が簡単な上に、編集をしながら、次に動画を撮るときには、どんな動画を撮れば良いかが分かる良質アプリです。まずは、簡単に編集するとどんな雰囲気になるか確認してみてください。

対応OS:iOS
無料版:フルHD/4K動画の編集

使い方は、まず「プロジェクト」画面で、大きく「+」と表示されているところをクリックします。「新規プロジェクト」の作成です。プロジェクトというのは、いくつもの映像を貼り合わせて、新しい動画を作ることを言います。

「+」をタップすると、「ムービー」か「予告編」を選ぶ画面が表示されます。「ムービー」は本格派向けなので、ここは「予告編」を選びましょう。「予告編」では、指定された場所に撮った動画を組み込んでいくだけで、映画の予告編のような見栄えの良い動画が作れます。

「予告編」を押すと、作りたい動画のイメージやテーマが選択できる画面に移ります。例えば、普段の何気ない家族の様子をまとめたいのなら「ファミリー」という、ほんわかとした雰囲気を選ぶと良いでしょう。ワクワクするような旅行の動画をまとめるなら「アドレナリン」、「探検旅行」や「冒険旅行」というテーマが良いかも。

今回は「アドレナリン」というテーマにしてみました。「アドレナリン」を選んで、画面右上の「作成」をタップします。「アウトライン」という、映画で言えば最後のクレジット部分が書き込める画面になります。ここは後でも変更できるので、飛ばして「絵コンテ」を選択しましょう。

「絵コンテ」画面では、どんな動画や写真を選べば、選んだテーマ(今回は「アドレナリン」)にふさわしいかが書かれています。例えば「グループ」→「ワイド」→「ミディアム」→「風景」→「クローズアップ」→……などのように、カメラワークのような、まさに絵コンテが表示されるのです。

とはいえ、最初からそんな動画を撮っているわけがありません。これら絵コンテは、あくまでも参考にするだけで、全く違う動画を選んでも問題ありません。次に動画を撮るときには、こういう動画を撮ろうと、心に留めておくと良いと思います。

では動画作りを続けます。絵コンテの各パートをタップして、スマートフォンに取り込んだ動画を選んでいきます。選び方は、「絵コンテのパートをタップ→組み込む動画を選び「+」マークをタップ」というのを、繰り返していきます。

すべての組み込み作業が終わったら、画面右上の「完了」を押してください。すると、選んだ動画を組み合わせた新たな動画が生成されます。作られた動画を確認してOKであれば、家族や友だちなどにSNSで送ったり、ひとまずiPhone内に保存したりします。

何かを直したりしたければ、細かく修正できます。直感的に使えるアプリなので、色々と試してみると良いでしょう。

 オススメアプリ02 テーマと使う動画を選ぶだけで完成する「VideoShow」

対応OS:iOS/Android OS
無料版:広告表示あり/フルHD動画の編集(保存:720p)
有料版:月額200円もしくは4800円で永続使用が可能/広告表示なし/4K動画編集に対応(保存は1080p)/使用可能なテーマやエフェクトが増える

簡単に見栄えの良い動画を作れるアプリに共通するのは、動画全体の雰囲気=テーマが用意されているアプリです。「VideoShow」も、そうしたアプリです。
細かい仕様は違いますが、基本的な操作は同じです。まずは撮った動画をどんな雰囲気にしたいのか、イメージに合った「テーマ」を見つけると良いです。「VideoShow」を使って、試しに「Travel Log」というテーマを選んで、動画を作ってみました。

この動画を作るまでに操作したことといえば、テーマ「Travel Log」を選んだこと、Everio Rから取り込んだ動画の中から、使うべき複数の動画を選択したことくらいです。あとは画面右下の「追加」をタップすれば、出来上がり。
映像に様々なエフェクトが付けられていますが、これらはアプリが勝手に加工してくれます。それも瞬時に。

もしテーマや音楽(サウンド)などを変更したければ、確認画面の下部にある「テーマ」や「サウンド」、「クリップ編集」を選べば、それぞれ他の候補のテーマやサウンドなどが表示されます。それらをタップしていけば、すぐに変更された動画が確認できますので、ストレスなく自分のイメージに近い動画になっていくはずです。

 オススメアプリ03 使う動画を選んでからテーマを決められる!「VivaVideo」

対応OS:iOS/Android OS
無料版:広告表示あり/フルHD動画の編集(保存:480p)
有料版:月額240円(VIP)/280円(ゴールド)、もしくは年間1450円(VIP)/広告表示なし/使用可能なテーマやエフェクトが増える

前述の「VideoShow」と同じくらい使いやすく、雰囲気の良い動画が作れるのが「VivaVideo」です。同じように、まず「テーマ」を選んでから、Everio Rから取り込んだ動画を選択すれば、映像編集が終わります。

その他には、これも「VideoShow」と同様なのですが、トップ画面で、まず「動画編集」を選ぶことから始めても、編集できます。
テーマを選んでから作るのとちょうど逆で、「動画編集」をタップして出てきた画面で、使う映像を複数選びます。次に画面右上の「続行」をタップ。画面下部の「テーマ・BGM」を選択すると、様々なテーマのサムネイルが現れるので、その中からイメージに近いテーマを選びます。すると、画面の中央に新たな動画が生成されるので、確認してください。そのままで良ければ、「保存/投稿」を選んでください。

動画をごく限られた家族や友人のみだけで楽しみたい場合は、「保存/投稿」画面で「保存」を選ぶのが一番安全です。「保存」を選ぶと「ノーマル 480P」や「高画質 720P」、「超高画質 1080P」、「4K」などと表示されます。無料で保存できるのは「ノーマル 480P」もしくは「高画質 720P」です。どちらかを選んで完了です。

 オススメアプリ04 テーマと動画と音楽を選べばあとは完成を待つだけ!「Magisto」

対応OS:iOS/Android OS 無料版:フルHD動画の編集/ダウンロード不可(YouTubeでの共有は可能) 有料版:月額600円〜など多数のプランあり/フルHD動画の編集/使用可能なテーマやエフェクトが増える

「Magisto」というアプリも非常に簡単です。

アプリを開いたら「新しい動画を制作」と「テンプレートで開始する」と表示されますが、ここは前者を選んでください。すると「編集スタイルを選択」画面が現れます。この「編集スタイル」とは、前述してきたアプリにおける「テーマ」と同じ意味合いです。

多彩な「編集スタイル」の中から、好きなものを選んでタップします。あとは「映像を選択する」画面で、Everio Rから取り込んだ映像を複数選択します。次に画面右上の「次へ」をタップ。「サウンドトラックを選択」で、好みの音楽を選びます。

「マイムービー」画面で「タイトルを追加する」の部分に、動画のタイトルを入れます。もしタイトルを考えるのが面倒であれば、入れなくても先に進めます。画面下部の「自分のムービーを作成してください」をタップし、5〜10分間くらい待っていると、動画が完成して画面に表示されます。

Magisutoの場合は、基本、ユーザーは何もしません。その意味では、一番簡単な動画編集アプリと言えます。
また、映像をスマートフォンに保存するには課金が必要です。そこで筆者の場合は、YouTubeにアップロードすることにしました。「ーで共有」画面でYouTubeを選ぶと、「プライバシー」という項目があります。最初は「公共」となっていますが、誰にも見られたくなければ「非公開」に変更しておけば、知らない人に見られる心配はありません。

 動画編集のまとめ

今回は動画編集アプリを紹介しました。ちょっとした手間を掛けるだけで、見栄えの良い動画になることが分かってもらえたでしょうか?こうして編集を加えた動画をスマートフォンに保存しておいたり、YouTubeにアップしておけば、いつでもどこでも見たり見せられたりします。

しかも、映像を編集するようになれば、例えば「カメラを左右に動かさない方が良い」とか、「撮影中にむやみにズームしない方が良い」といった、動画の撮り方の基本も、自然と理解できるはずです。 いずれのアプリも、旅行帰りの電車の中でも、寝ながらでも扱えるものばかりです。せっかく撮った動画を撮りっぱなしにせず、ぜひ動画編集してみてください。

  • 掲載内容は、すべての機器やあらゆる状況での動作を保証するものではありません。
  • 詳しくは、各製品ページ、または取扱説明書/Webユーザーガイドでご確認ください。
  • 掲載しているアプリの情報は、2019年3月時点のものです。
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